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FUNKY TEXT Chapter XYZ(最終回)

いよいよ最終回、XYZです。
ファンクじゃありませんが、ファンクと深い関係のあるラテンからXavier Cugat(ザビア・クガート)を紹介しましょう。

「ルンバの王様」ザビア・クガートは、かの有名な「マンボ No.5」ペレス・プラードと並ぶラテンの2大バンマスです。どちらもダンスミュージックとしてのラテン音楽を極めた偉人です。

ザビア・クガートは1900年スペイン生まれ。幼くしてキューバへ、さらに15歳でニューヨークに移住しそこで本格的に音楽活動を始めました。
クガートの音楽は、ペレス・プラードのような熱い音楽とは対照的でええ感じにこなれており、ちょいとアーバンな雰囲気があります。それは恐らくそんな彼の出自に関係するものと思われます。

*Latin Best Applause Perez Prado & Xavier Cugat

で聴き比べるとよくわかり楽しいです。

次はYかぁ…
んーYoung Holt Unlimitedですかねえやはり。
これまたファンクではありませんが、ええノリ出してますわ。
HIPHOPサンたちが好きそうな、いなたい感じのグルーヴは唯一無二でしょう。
さらにメロがまたキャッチー!ガッチリ持って行かれますわ。
*Soulful strut
*Wack wack
で決まりでしょう。

ラムゼイ・ルイスさんとこで修行中に出た傑作ライブ「The In Crowd」も必聴です。ブルージー&グルーヴィー。ルイスさんの真っ黒けなピアノvsYoung-Holtのリズムセクションのがっぷり四つ。

酒が進みそうです。


締めくくりはのZappの登場だ!たっぷり紹介させて頂きます。

Roger Troutman率いるZappは、ぶりぶりのボコーダーと、コテコテのシンセサウンドが看板の大所帯バンドです。1980年に、ブーツィーのプロデュースによる名盤"Zapp"を出し、その筋から絶賛されました。
気をよくした彼らは、調子に乗ってこれまた大傑作"Zapp Ⅱ"を出します。その後Ⅲ、Ⅳ、Ⅴibeとアルバムを重ね、一躍ファンクバンドの有名どころとなりました。

このバンドの魅力は、どうしようもなくエレクトリックな音を、どうしようもなく人間くさく聴かせてしまうところでしょう。初期の名曲
*More bounce to the ounce
*Freedom
*Brand new pplayer(pは重ねます)

が、Zapp流クール・ファンクの真骨頂です。
特に「More bounce~」はいつ聴いてもさぶいぼモンです。

*Dance floor(東京にいた頃「レ」でよくかけてもらいました)
*Doo wa ditty
*I can make you dance
*Heartbreaker
*Itchin' for your twitchin'

あたりはZappファンクの完成品達です。くどいようですが、ファンクの基本はブルーズにあります。そういう意味ではZappというのは、音こそエレクトリックですが、ブルーズ色を非常に濃く出しているといえます。

また、Roger Troutmanというおっさんがコテコテの芸人でして、ライブはめっちゃ盛り上がります。私は2回見に行きましたが、2回ともお釣りが来る位盛り上がってしまいました。

そんなRogerは1999年、アニキのラリーに銃で撃たれて死んでしまいました。何があったかわかりませんがあまりに悲劇的ではありませんか。もうあのショーマンシップ全開のライブが見られないと思うと残念でなりません。

Roger Troutmanは、ソロアルバムもいくつか出しています。中でも有名なのが、
「I wanna be your man」です。
ソウルのツボをバッチリ押さえた名曲です。勿論ボコーダー全開です。
ソロでのデビュー作「The many facets of Roger」ではJBの「Papa's got a brand new bag」や、マーヴィン・ゲイの「I heard it through the grapevine」をカバーしています。
こちらもオススメですよ。

で、Zappのオススメアルバムは
Zapp Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ
です。Ⅳ以降はちょっとなぁ…って感じですね。悪くはないんですが先の3枚が良すぎて…


Funky Text、何とか最終回に辿り着きました。いかがだったでしょうか?

「アレは何で載せへんねや!」
とか
「あの評は承服しかねる」
とかいろいろあると思います。そんな時はお便り下さいませ。
私とてまだまだ漁りが足りませんので、いろいろ教えて頂きたいと思います。

今年も既に何枚か仕入れていますので、その中からぼちぼち紹介して行こうと思います。
今年一発目の収穫はスリッカフォニックスの1stと、キャノンボール・アダレイの「Pyramid」です。
こういったところを次回ピックアップしようと思います。

また、去年やったCD-R企画を今年もやろうと思います。そのためのリストアップも
しないといかんなぁ…

お楽しみに!

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コメント

■「FUNKY TEXT」完結、おめでとうございます !!
 金さん、お疲れさまでした。目いっぱい楽しませて
 もらいましたゼ。そして、勉強にもなったなぁ、Funk
 のこと。最近、普通のヒット曲のなかからファンクの
 匂いをかぎわけたり、テレビCMの衣装に、80年代
 ファンクを見つけたりしてます。HipHopのルーツに
 触れられたことも大きかった!

> CD-R企画を今年もやろうと・・・
・お、おっ。それは期待しちゃいます。でも、金さん
 お忙しいそうだから、「ボチボチ行って」(上田正樹)
 くださいね。ではでは、いぐいぐ。

投稿: いぐいぐ | 2007/01/19 00:18

HIPHOPのルーツに触れるというのは、ある意味で「擬似的に70年代のアメリカ、とりわけブロンクスに育つ」ことだと思うのです。ATCQを聴くとホントにそう思います。恐らくこいつらの親の世代が買い揃えたレコードが、彼らの「餌」になっているわけですから。そういう意味でシリーズ「Tribe Vibes 1~4」は実に興味深いです。いろいろ幅広く聴くいぐいぐさんには是非聴いて頂きたいです。
CD-R、ぼちぼちいこかって感じで準備しますね。

投稿: | 2007/01/19 22:33

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