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FUNKY TEXT Chapter H

Headhuntersですよヘッドハンターズ!

大学生の頃、心斎橋の中古レコ屋「KING KONG」でのやり取り;

金:まいど~。今日ジャズ・ファンクのええのん探しにきたんやけど、何かない?
店:これ聴いてみるか?(と言って出てきたのが「Survival of the fittest」)
金:これ、誰?めちゃめちゃかっこええやん。
店:そやろ。Headhuntersいうねん。
金:Headhuntersって、あのヘッドハンターズ!?
店:そや。ハンコックのバックの奴等や。
金:へ~、ほんで、これいくら?(ジャケットもボロボロ、盤もきたない)
店:ハイ(と言って値札を見せてくれたらなんと9.800円!)。
金:えぇっ、そら高すぎるわぁ。勘弁してえな。

…時は流れて現在。
当時はクソ高かったレコードも、今ではCDになっていて簡単に入手できます。
エエ時代になったモンです。

で、当時出た2枚のアルバム
* Survival of the Fittest
* Straight from the Gate
はCDで入手可能なので見たら即捕獲しましょう。

* God make me funky
* If you got it,you'll get it
* Straight from the gate
* Descending Azzizzium (The Beginning Of A Dream)
* Pork Soda

あたりが聴きどころですね。

以前書きましたが、ヘッドハンターズの核となる人物は
Paul Jackson(Bass)
Mike Clark(Drums)
の二人です。このリズムセクションが繰り出す緩急入り混じった複雑なグルーヴはタダもんじゃありませんよ。
そこに乗り上げるビル・サマーズのパーカッション。国籍不明度★★★★★!
さらにはベニー・モウピンのらっぱが、叫び狂うように、またどしっとのしかかるように展開します。バスクラリネットの、音として聞こえるギリギリのえぐるような低音が妖艶な感じを醸し出します。
70年代中期は、彼らのようなジャズも出来るファンク屋がもてはやされた時代でした。

そんな野郎に目を付けたのが、ファンクをやりたくてやりたくて死にそうになっていたHerbie Hancockでした。
ムワンディシでコケた彼は、一緒にファンクをやってくれる仲間を血眼で探してました。そんなとき、ムワンディシで一緒だったベニー・モウピンの縁でヘッドハンターズの連中に出会い、彼らの助けを借りて1973年に大名盤「Headhunters」
を作り上げるのです。
*Chameleon
はマスト中のマストです。

その翌年の1974年、ヘッドハンターズは逆にハンコックをプロデュースに迎え、先述の「Survival of the fittest」をリリースするのですが、ハンコックのアレはオイラ達のアレだと言わんばかりに、どこにこんなファンクを隠し持ってたのかと思うほどハンコックのアルバムとは比べ物にならないドス黒さ全開で飛ばしまくってます。
その後ハンコックはヘッドハンターズのファンクネスをうまく利用し、これまた激烈ファンクな
* Thrust
をリリース。その後も順調に
* Man-Child
* Flood (ライブ、邦題「洪水」)

と、ファンク度の高いアルバムを出してくれます。
ちなみに「Flood」は東京でのライブです。ここでの「Actual Proof」の演奏は、コイツらいったいどこまで盛り上がるつもりやねんと思うくらい興奮します。

他にも「Man-Child」から
*Hang up your hang ups
*Steppin' in it
あるいは「Thrust」からこれまた「これぞヘッドハンターズ」という怒涛のグルーヴ
*Spank-a-lee
など、この頃のハンコックは聴きどころ満載です。

その後はエレクトロ路線に転向し、ディスコ大流行時代にボコーダーかまして歌いまくって大ヒットした
*You bet your love
*Tell everybody

ヒップホップ/ラップがNYでブレイクし始めた時にビル・ラズウェルを招き、早くもスクラッチを大胆に取り入れてこれまた大ヒットした
*Rockit(ビデオがカッコエエんだ、これでロボットダンスをやってみた人も多いはず)
*Hardrock

さらにはアフリカものをやったり、またDJと組んでみたり…
その間にジャズをやってみたり…
…要は、流行りモノを取り入れてヒットを飛ばすのが非常にうまいんですよ。ちょっと鼻につくけどね。

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