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FUNKY TEXT Chapter D

70年代後半のジャズファンク~80年代初頭のパンクジャズの流れから出てきたDefunktを挙げなければならないでしょう。
トロンボーンのジョー・ボウイをリーダーとするこのバンド、もはやこれはロックと呼ぶ他ないくらいハードドライビングなギターがぐいぐい引っ張っていくんですが、そこにドシッっと構えるベースと性急にリズムを刻むドラム、そして破裂せんばかりのトロンボーンの咆哮が…

「In America」を聴いて呆然としてしまった私。凡百のハードロックよりずっとハードです。ある意味でめちゃめちゃ硬派な野郎どもです。

*Avoid the funk
*Defunkt
*Razor's edge
*Eraserhead
がマストです。主なアルバムは
*Defunkt
*In America
*Avoid the funk:The Defunkt Anthology(ベスト盤)
です。

お次はDennis Coffey です。
Dennis Coffey & The Detroit Guitar Bandという名義で、"Evolution"というアルバムを出しています。このバンドがまたその名前の通り、Alto,Tenor,Baritone,Bass Guitar + Drums という編成です。ふざけやがって。
あまたのヒップホップ野郎どもがサンプリングしまくった大ネタ
*Scorpio
や、Public Enemyがデビューアルバムの1発目のイントロでパクった
*Getting it on
そしてイナタ系の
* Big City Funk
がおすすめです。

その他、DでチェックすべきはDonald Byrd ですね。彼はBLue Noteレーベルの看板トランペッターですが、70年に「Black byrd」という、ジャズファンクの名作を発表します。これはいい。めっちゃクールです。
*Flight time
がおすすめ。他にはメロウグルーヴの
*Think Twice
もエエ感じです。

最後にキワモノ的ですが個人的にめちゃめちゃ気に入っているDoug Carnを紹介します。
いわゆるスピリチュアル・ジャズ。
「すぴりちゅあるじゃず」を詳しく知りたい方はこちらをお読み下さい。

試聴で
*Higher Ground
を聴いてフラフラになってアルバム「Adam's Apple」を即買い。BLACK JAZZというレーベル。
タイトルチューンは全くもってヘヴィーファーンク!
このBLACK JAZZというレーベル、後で調べたらあのSTRATA-EASTと双璧をなすスピリチュアル・ジャズの総本山。しかし聴くほうはスピリチュアルだろうがナンだろうがかっこよければオッケー。
とにかくDoug Carnは強烈にカッコエエです。
アースの「Mighty Mighty」をカバーしてますが、かーるく原曲を越えてます。
なんでしょうこの全体を通した高揚感はって感じで、酒飲みながら大音量でガーっと浴びて失神してしまいたいですね。

それはアブナイか

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コメント

■今頃(2006年秋)になって、Chapter D にコメントしてます。
■また、金さんに質問です。De La Soulはどう思われますか?
■De La Soul(デラソウル)って、元祖HipHopみたいにボクは
 思ってますが、一昨日テレビ(CSスカパー)で昔の曲を聴
 いて、ハッとしました。思いっきりFunkです。たまりません。
■HipHopはもともとFunkなんでしょうか? 狭いイミのFunkは
 ひとまずP-FUNKが幕引きしたように感じてました(ムチャク
 チャ言ってすいません)が、本当は90年代にHipHop(De La
  SoulやBusta Rhymes)が引き継いでたんでしょうか。  

投稿: いぐいぐ | 2006/09/20 00:01

いぐいぐさんいつもありがとうございます!

De La SoulはA Tribe Called Questとセットで「ファンクなワケ その3」で触れましたが、往年のファンクの大ネタをはじめ実にセンスのいいサンプリングをかましていますね。70年代のファンクやクロスオーバー、ソウルジャズをリサイクルしただけでなく、それらのジャンルを90年代に復活させた彼らの功績は計り知れません。その点では90年代のHipHopはファンク抜きには語れません。またジャズやファンクの「フリー」な精神をもっとも忠実に継承したのもHipHopだと思います。

1980年以降、「人数おらんでも音出るやん」的発想からシンセサイザーが多用されるようになりファンク、特に大型ファンクバンドのほとんどはリストラのごとく急速に衰退していきました。P-FUNKもしかり。

ファンク氷河期ともいえる80年代に気を吐いていたのは、Sugarhillレーベル、ZAPPあたりではないでしょうか。HipHopで注目すべきは既に1979年にSugarhillから「Rapper's Delight」を引っ提げてシュガーヒル・ギャングがデビューしたこと、また1980年にはカーティス・ブロウが「おしゃべりカーティス」をリリースしたことです。特に「Rapper's Delight」ではChicの「Good Times」のリフをそのまんま拝借してます。これぞサンプリングのはしり!現在のHipHopスタイルが既にここで出来上がっていたことになります。

HipHopはその後急速に多様化し、クラフトワークの「ヨーロッパ特急」をファンクと形容し、シンセによる過激なビートを身上としてカリスマとなったアフリカ・バンバータ、技術としての流麗なラップで痺れさせたグランドマスター・フラッシュ、楽器としてのターンテーブルを、スクラッチという技で認知せしめたグランドミキサー・DST、そいつをうまく使って「Rockit」してしまったビル・ラズウェルとハービー・ハンコック、レゲエ側から果敢にアプローチしたスライ&ロビー…

枚挙に暇がありませんね。

とにかく80年代はどのジャンルの人たちもHipHopを取り入れようとしました。逆にHipHopはハードロックとの邂逅を果たします。
そして90年代にさしかかろうかという時に「ファンク」を引っ提げて登場したのがATCQとDe La Soulなんです。
それまで過激路線で突っ走ってきたHipHopとは完全に一線を画するタイプ。COOLというホメ言葉が出てきたのもこの頃です。ホントにクール。かっこいい。

その後はネタ掘り合戦の形相を呈し、JBやP-FUNKが盛んにサンプリングされましたが、彼らは比較的寛容でした。
「ホンモノこそかっこいい。だからまんまパクられるんだ」てな具合です。そんな経緯でファンクが「ファンキーやなぁ」という感じで認知されるようになったんだと思います。

現在進行中の新進気鋭のファンクバンドもたくさんありますが、どれも70年代の呪縛が解けておらず、聴いていて非常に窮屈に感じてしまいます。結局70年代に帰ってしまうワタシ。進歩がない(笑)
でもやっぱりファンクは70年代に限りますね。

De La Soulがいいと思われたのでしたらA Tribe Called Questもいっときましょう。1枚目から順番にどうぞ。

投稿: | 2006/09/22 00:34

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